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三世代の先、私が選んだかたち

四年前、前社長である父を見送りました。
あの日を境に、私の中で物事の捉え方が
少しずつ変わっていきました。

父が守ってきた「月永」という名。
その重みと向き合いながら、
私はこの先をどう繋いでいくのか、
静かに考えるようになったからです。

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祖父と父は、1964年、東京オリンピックに向けた
東海道新幹線・戸塚地区型枠工事に携わりました。

時が流れ、父は2013年、
新青森-新函館北斗間をつなぐ
北海道新幹線桜岳高架橋工事に、

そして私は現在、新函館北斗-札幌間をつなぐ
北海道新幹線国縫高架橋工事に携わってます。

三世代にわたり、新幹線工事という
日本の大動脈に関わる仕事に携われていることの、
ご縁と重みを、静かに受け止めております。

積み重ねてきた日々は、私たちの誇りです。

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親族では、母が月永の名を持つ、
最後の一人となりました。
その姿を見つめる中で、
私は、「家」としての月永に、
ひとつの区切をつけたいと思うようになりました。
                 

祖父と父は、
家業として繋いでいくことを大切にしてきました。
ただ、家族で繋ぐというかたちは、
家のつながりが先にきてしまい、
本来大切にすべきものが、
揺らいでいくのを感じました。
だからこそ私は、

「家で繋ぐ家業」から
「人で繋ぐ事業」へと、
かたちを変えていく事を決めました。

そしてその想いの延長として、
私は「月永」の姓を名乗る事を選びました。
次の形へ進むための、
ひとつの節目としてです。

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これからの月永組は、
社員一人ひとりの力と信頼によって、
繋がっていく会社でありたいと考えています。

どのような現場であっても、
目の前の仕事に誠実に向き合い、
技術と信頼を積み重ねていくこと。 

その姿勢こそが、変わることのない
私たちの軸です。

残りの人生を「月永」という名と共に歩みながらも、
その先は、社員が認めた人へと託していく。

それが、三世代の先へ、
私が選んだかたちです。

株式会社 月 永 組
代表取締役 月永智恵

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