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三世代の先、私が選んだかたち

四年前の二月、父が静かに旅立ちました。
祖父と父と共に、ものづくりの中で過ごした日々は、
私の原点として、今も心の中に大切に残っております。

祖父と父は、1964年、東京オリンピックに向けた
東海道新幹線・戸塚地区型枠工事に携わりました。

父はその後の2013年、新青森-新函館北斗間の
北海道新幹線桜岳高架橋工事に、

そして私は現在、新函館北斗-札幌間をつなぐ
北海道新幹線国縫高架橋工事に携わっております。

三世代にわたり、新幹線工事という
日本の大動脈に関わる仕事に携われていることの、
ご縁と重みを、静かに受け止めております。

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親族の中、母が月永の名を受け継ぐ、最後の一人となりました。
母を見届けるその日をひとつの節目として、
月永という家のかたちに、区切りをつけたいと考えるようになりました。

祖父と父は、家業としてつないでいくことを大切にしてきました。
その中での家族の苦しさも、私は近くで見てきました。
そして私自身もまた、その重さの中で悩んだ一人です。

だからこそ

家業としてではなく、人としてつないでいく。
その形へと、進んで参りたいと考えております。

そのため、この四月より私は月永という名前を引継ぎ、
この仕事に向き合っていくことを選びました。

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厳しさも、悔しさも、喜びも、
全て現場で教えていただきました。
今の自分があるのは、この仕事のおかげです。

だからこそ、この型枠工事という仕事の素晴らしさを、
次の世代へと丁寧につないで参りたいと考えております。

月永組は、社員一人ひとりが支えあい、後世に積み重ねる会社であってほしい。

これからもひとつ、ひとつ丁寧に向き合いながら、
職人たちと共に歩んで参りたく存じます。
今後も変わらぬご指導とお力添えを賜りますよう心よりお願い申し上げます。

代表取締役 月永智恵

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