
昨年はお休みしましたが、
今年は、はこだて国際民俗芸術祭 に、
「月永組の台所」として出店いたします。
型枠大工の会社が、なぜ「台所」という名前で、
芸術祭に参加しているのかよく尋ねられます。
その原点には、
私が幼いころから見てきた、
暮らしの風景があります。
振り返ると、
私の記憶の中心には、
いつも台所がありました。
祖母や母、叔母たちは、
季節の食材を大切にしながら、
家族のために食事をつくっていました。
今思えば、
それは「日日是好日」
という言葉にも通じる
暮らしだったのかもしれません。
母は、
看護師として培った知識を大切にしながら、
玄米を炊き、季節ごとの野菜を食卓に並べ、
家族の健康を支えてくれました。
食べることは、
ただお腹を満たすことではなく、
人を思いやり、
健やかに暮らす上では大切だと、
食事から学んできたように思います。
父が設計した家での暮らしは、
日本文化の美しさと共に、
食が息づいていました。
それは私にとって当たり前の風景でした。
亡き父からは、型枠大工の仕事を、
母からは丁寧に生きることを教わりました。
このたび、
そんな想いを、分かち合う場として、
食や空間、言葉を通して
暮らしを見続けてきた、
佐藤綾子さんと共に
「月日舎 つきひしゃ」
という活動を始めることにしました。
月と日が巡りながら、日々を刻むように。
建築と暮らし。
つくることと、過ごすこと。
大切な人たちから受け取ったものを、
次の世代へ、
手渡していけたらと思っています。
「月永組の台所」もまた、
その活動のひとつなんです。
食を囲み、人が集い、言葉を交わす。
そんな時間を皆さまと、
ご一緒できたら嬉しく思います。
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亡き父から受け継いだ型枠大工の仕事は、
今も変わらず私たちの礎です。
技術を磨き、次の時代へ
伝えていくことを、大切にしながら、
暮らしや住まいについても
大切にしていきたいと思います。
八月、芸術祭の会場でお会いできることを
楽しみにしてます。
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ツキトヒのInstagramでも
ご紹介していきます。
ご覧いただけましたら幸いです。
月永組代表 月永智恵